パン作りは時間がかかる?
「パン作りは時間がかかる」と思っている方は多いはず。
実際時間はかかります。 パンの種類によっては2時間程度で作れるものもありますが、大体のパンは4時間以上かかります。
忙しい人でもパンが作れる理由
「4時間以上かかるパン作りは忙しい人にはできない!」
いやいや、
忙しい人でもパン作りはできます!
意外と拘束時間が短い
パン作りの流れはこんな感じ
工程が多いですよね。でもほとんど待ち時間が長いだけ。意外と拘束時間は短いのです。
発酵時間を調整できるから
パン作りに時間がかかる最大の理由が発酵に時間がかかるからです。
その発酵時間を調整することで
忙しい人でもパンが作れるのです!
大体のパンは大きく分けて一次発酵と最終発酵の2回の発酵を行いますが、発酵時間の調整は一次発酵で行います。
忙しい人がパン作りをするには?【発酵時間の調整方法】
先ほど説明した一次発酵の時間を調整することで、忙しい人でもパンを作れます。時間調整は発酵時間を短くするか、長くするかで行います。
「発酵時間を短くできるなら、時間をかけずにパンを作れるんじゃないか」と思いますよね。
でも美味しいパンを作るなら、発酵時間を長くする方法がおすすめです。
思いっきり発酵時間を長くして、外出中や就寝中に発酵させよう!という感じです
発酵時間を短くする方法
単純に発酵時間を短くして、パン作りにかかる時間を短くします。
方法は3つあります。1つ目以外はおすすめしませんが、場合によっては2,3もいい方法だと思います。
1,あまり膨らまなくてもいいパンは、フォカッチャやピザ、ナンなどがあります。ピザやナンは最終発酵が不要です。
2,酵母(イースト)を多く使用すると発酵が早くなりますが、パンにイースト臭という少し嫌な臭いが残ることがあります。イーストは粉に対して3%くらいまでが使用限度となります。
3,酵母(イースト)は30℃~40℃で活発に働きます。そのため発酵温度を40℃に設定することと、こねあげ温度を高くすることで、発酵時間を短くできます。
こねあげ温度とは、パン生地をこね終わった後の温度です。
こねあげ温度を高くするには、使う水の温度を40℃くらいにして、温度が下がらないよう手早くこね上げることがポイントです。(HBの場合はHBの説明書に従った温度の水にしましょう。機械熱で生地温度が上がりすぎて、ベトベトになることがあります。)
ですが2,3の方法はあまりおすすめしません。生地は発酵している間に熟成して美味しくなります。発酵時間が短いと風味がよくないパンになります。
また、早く発酵させるために酵母に負担をかけるため、老化の早いパンになります。
ただしトッピングの味が強いパンや、焼いてすぐ食べてしまう場合は
2,3の方法でも良いと思います。
発酵時間を長くする方法【おすすめ】
「忙しいのに、さらにパン作りに時間をかけるの?」と思いますよね。
一次発酵は通常60~90分ほどかかることが多いです。(パンの種類によりますが)
待っているだけとはいえ、60~90分だと外出はできませんよね。そこで発酵時間を思いっきり長くして、外出中や就寝中に発酵させよう!という方法です。
一次発酵を冷蔵庫の野菜室でおこないます。酵母(イースト)が活発に働く温度は30~40℃です。野菜室は3~8℃くらい。酵母の働きがスローになるので、生地も時間をかけて発酵します。
冷蔵発酵だけで発酵を終わらせるには、酵母(イーストなど)の量にもよりますが、10時間以上かかります。生地が2倍の大きさになっているかどうか、必ず発酵終了を確認してください。
発酵を長くする方法【応用編】
応用編と書きましたが、何も難しくはありません。
一次発酵後の生地は冷蔵庫の冷蔵室で2~3日保存可能です。なので生地をまとめて作って冷蔵室で保存し、食べる分だけ取り出して焼く。ということもできます。
パン作りの工程を、日をまたいで分割するという感じです。
こちらは野菜室ではなく冷蔵室がおすすめです!
保存中も発酵は少しずつ進むので
野菜室よりも温度が低い冷蔵室に入れましょう
もっと楽してパン作りをする方法
こねの作業はパン作りで最も拘束時間が長いです。こねをホームベーカリーやフードプロセッサーにお任せすれば、もっと楽してパン作りができます。
ホームベーカリーで こね + 発酵
ホームベーカリーにパン生地をつくる機能があれば、発酵までほっとけばOKです。
こねと発酵の作業を別々で行えるホームベーカリーなら、自分で生地の様子を確かめながら、こね→確認→こね→確認を繰り返せます。
私はいつもホームベーカリーでこねます!
私が使っているホームベーカリーは
「シロカおうちベーカリーSB-1D151」
お求めやすい価格で、とっても優秀です!!
フードプロセッサーでこねる
パンこね機能があるフードプロセッサーならOK!
ただし一つ注意点が!お持ちのフードプロセッサーがこねることができる粉の量を、事前に必ずチェックしておきましょう。
私は一度フードプロセッサーでこねたことがありますが、容量オーバーだったらしく、壊れてしまいました…
クイジナートのフープロはハイパワーなのでおすすめ!
パンこね機能もついています
お金をかけずに!でも楽してパンを作ってみたい!
ホームベーカリーやフードプロセッサーはない!買いたくない!でも時短したい!
という方に「こねない!ほっとくだけパンレシピ」がおすすめ!
【まとめ】忙しい人がパン作りをする方法
自分に合った方法で
パン作りを楽しめるといいですね!
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