手作りのふんわりと膨らんだ食パン。憧れますよね!
けれど大きいサイズのパンを焼くのは難しい。膨らまない、穴が開いたなど失敗も多いもの…ですが失敗と思いきや、実は失敗ではないことも。
この記事では、私が今まで遭遇した失敗と解決策、食パンを上手く焼くコツ、最後によく膨らむ食パン型を紹介します。
私が遭遇した失敗
私が今まで遭遇した失敗はこちら
- 膨らまない
- 中に穴が開く
- 腰折れする
そもそも失敗じゃないかも?
これらの失敗、そもそも失敗じゃないこともあります。
膨らまない
食パンといえば、よく膨らんでふわふわ!といったイメージがあり、膨らまなければ失敗と思ってしまいがち。
でも、よく膨らまない(特に窯伸びしない)食パンもあるのです。
よく膨らむとふわふわ食感になりますが、その分小麦の風味は飛んでしまいます。なのであえてあまり膨らまない(窯伸びしない)ようになっているレシピもあります。(その場合は最終発酵から膨らみづらい気がします。)
天然酵母や自家製酵母のパンはそのようなレシピが多いですが、イースト使用のレシピでもあります。
小麦の風味を味わう食パンを目指す場合は、あまり膨らまなくても失敗ではありません。
腰折れ(ケーブイン)
腰折れやケーブインと呼ばれる、側面がへこんでしまう現象。こちらもすべてが失敗ではありません。
焼きあがった後すぐに、※ショック(詳細は下記に記載)を与えることで腰折れ防止をすることができます。
これをやっても、生食パンや耳まで柔らかいソフトパンだと、パンが柔らかいので、腰折れすることがあります。これは柔らかい証拠なので、失敗とは言い切れません。
失敗原因
膨らまない
膨らまない原因は、水分不足、こね不足、成形時の生地の張り不足、火通りが良くないことが考えられます。
また、強力粉のタンパク量が少ないと膨らみにくいです。国産小麦はタンパク量が少ないものが多いです。粉量の20~50%ほど最強力粉に置き換えると、膨らみやすくなったりします。
製法になりますが、中種法で作ると膨らみやすいです。
穴が開く
食パンを切ると中に穴が開いていることがあります。上手く焼けても、少しの穴はできることがありますが、このような大きな穴がどこで切ってもある。みたいな場合は失敗です。
穴が開いてしまっても見た目は悪いですが、味は美味しいです。
穴が開く原因は、水分不足、こね不足、ガス抜き不足、成形時の巻きがゆるい・手粉が多いことなどが考えられます。
腰折れ(ケーブイン)
腰折れの原因は、水の量が多い、焼成温度が低い、焼成時間が短い、型に入れたままパンを冷ました、冷める前にパンを切ったなどです。
食パンを上手く焼く8つのコツ
初心者でも簡単!
食パンを上手く焼く8つのコツを試してみてください
※ショック…焼きあがってすぐに蓋をはずし、作業台から20㎝ほどの高さから型ごと落として、衝撃を与えることです。
よく膨らんだ食パンにしたいときは、強力粉を20~50%最強力粉に置き換えたり、中種法でつくるといいです。
【よく膨らむ食パン型】
最後に、こちらの黒色食パン型シリーズで焼くとよく膨らむので紹介します。
火通りが抜群によく、食パンが驚くほど膨らみます。空焼き不要でお手入れも楽なのでおすすめ。
cottaで購入でき、1.5斤型やキューブ型など他のサイズもあるようです。(楽天などでも似たような型を購入できますが、cottaの方が安く購入できることが多いです。)
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